ユーザーズマニュアル
2024/03 (v2.2)
ドライブレコーダー DrivePro 620
1. パッケージ内容
DrivePro 620のパッケージには以下が同梱されています。
(DP250) |
(DP10) |
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(フロントカメラ用) |
(リアカメラ用) |
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(8m, USB Type-A – マイクロUSB) |
(4m, USB Type-A – マイクロUSB) |
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2. 使用前の準備
2-1 各部名称
2-2 microSDカードの取付け
録画をする前にmicroSDカードをDriveProに挿入してください。
1. microSDカードをDriveProのカードスロットに挿し込みます。
注意
- DriveProで新しいmicroSDカードを使用する場合はフォーマットを行ってください。
- フォーマットを実施するとmicroSDカードに保存されているデータは全て消去されます。フロントカメラの場合、設定ボタン を押し、Format Card (カードフォーマット)を選択してフォーマットします。リアカメラの場合、DriveProアプリを使用してカメラにアクセスし、設定メニューでフォーマットを選択するか、通電時に緊急録画ボタンをLEDランプが高速で赤点滅するまで長押しします。
注記: リアカメラの緊急録画ボタンを長押ししてフォーマットを行うと、カメラの設定も初期化されます。 - DrivePro 620が対応しているファイルシステムはFAT32のみで、exFATやNTFSには対応していません。
2. microSDカードを押すとカードスロットから排出され、取り出すことができます。
注意
録画データの損傷や消失を防ぐために、シャットダウン中にmicroSDカードを取り出さないでください。
- トランセンドの高耐久microSDカードシリーズまたはMLC搭載メモリカードの使用をお勧めしています。
- microSDカードの容量と録画品質に基づく録画可能時間についてはウェブサイトのFAQを参照ください。
2-3 DriveProの取付け
-
取付けブラケットをDrivePro上部に差し込みカチッと音がするまでスライドさせて固定します。
- DriveProを取り付ける位置を決めてフロントガラスを清掃します。できるだけバックミラー周辺にDriveProを取り付けることをお勧めします。
-
ブラケットのレバーを押し倒し、DriveProをフロントガラスにしっかりと取り付けて固定します。
-
調節ノブを反時計回りに回すと緩みますのでDriveProの位置を調節してください。
-
DriveProの位置が決まったら、調節ノブを時計回りに回して固定します。その場所にDriveProがしっかりと安全に固定されていることをご確認ください。
2-4 電源への接続
注記
DriveProをシガーソケットに接続する前にmicroSDカードをmicroSDカードスロットに挿入してください。トランセンドは豊富な知識と適切な技能をもつ技術者による取付けを推奨しています。また、不適切な取り付けによって発生した損害について責任を負いません。
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4m USBケーブルのマイクロUSB端子をフロントカメラのUSB ポートに、8m USBケーブルのマイクロUSB端子をリアカメラのUSB ポートに接続します。
- 4mと8mのUSBケーブルのUSB Type-A端子をデュアルUSB ポート付きカーアダプタに接続し、シガーソケットに取り付けます。
-
ケーブルを天井の内側、フロントガラスの端、ドアトリムの裏などに隠すようにシガーソケットまで丁寧に配線し、運転中の視界に入らないようにします。
- 車のエンジンをかけると、DriveProは自動的に起動して録画を開始します。
- エンジンを停止すると、DriveProは自動的に録画中のデータを保存して電源オフとなります。
注記
車によってはエンジンを止めた後もシガーソケットから電源供給を行うことがあります。その場合はバッテリーの消耗を抑え、予期せぬ問題を防ぐために、エンジン停止後またはアイドリング状態時にシガーソケットからカーアダプタを外すなどしてください。
2-5 ペアリング(初期設定)
- フロントカメラとリアカメラを電源に接続して電源をオンにします。
- ペアリング対象のフロントカメラを検索中は、リアカメラのLEDランプがオレンジとブルーで点滅し、検索が完了するとオレンジで点滅します。検索されたフロントカメラの画面でOKを押します。
- フロントカメラの画面で確認を押して、ペアリングを行います。
- フロントカメラが録画モードになり、画面にペアリング状態を示すアイコン が表示されます。
注記
- ペアリング中は録画を続けます。
- フロントカメラとリアカメラはWi-Fi経由で同期しているため、パスワードを変更しないようにしてください。
2-6 機能ボタン
フロントカメラ(DP250)
- 電源ボタン を3秒間長押しすると、手動でDriveProを電源オン/オフできます。
- スナップショットボタン を長押しすると、マイクのオン/オフを切り換えることができます。
- 設定ボタン を長押しすると、タイムラプス動画の設定メニューにアクセスできます。
- 電源ボタン を押すと、Wi-Fi SSIDとパスワードを確認できます。
- スナップショットボタン を押すと、フロントカメラとリアカメラが捉えている映像のスナップショットが撮影できます。
リアカメラ(DP10)
モード | 緊急録画ボタンの使い方 |
---|---|
緊急録画 | ボタンを短く押すと、手動で緊急録画を開始できます。 |
初期化 |
ボタンを10秒間長押しすると、DriveProの設定を初期化し、microSDカードをフォーマットします。
注意: フォーマットを行うと、保存されているデータは全て消去されます。
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モード | リセットボタンの使い方 |
---|---|
リセット |
クリップの先端をリセットボタンの穴に差し込み、数秒間押すと、DriveProの電源がオフになり、再起動します。
注意: リセットによって保存データが消去されることはありませんが、リセットを実行した際に録画していた映像は正しく保存できていない場合があります。
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2-7 LED表示
LED | 状態 | 内容 | |
---|---|---|---|
フロントカメラ | リアカメラ | ||
点滅 | Wi-Fiオンで録画中 | N/A | |
点灯 | Wi-Fiオンでスタンバイ | N/A | |
点滅 | Wi-Fiオンで録画中 | ||
高速点滅 | N/A | Wi-Fiオンで緊急録画中 | |
点灯 | スタンバイ | Wi-Fiオンでスタンバイ | |
オレンジ |
交互に点滅 | N/A | フロントカメラを検索中 |
点滅 | N/A | 電源オフ中 (10秒後に電源オフ) |
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点灯 | PCに接続中 | PCに接続中 | |
高速点滅 | N/A | microSDカードのフォーマット中 |
2-8 日時の設定
日時を設定します。
- 録画中に設定ボタン を押します。
-
/ を操作してDate/Time Settings (日時設定)を選択し、OKを押します。
- / を操作して値を調節し、OKを押すと次の入力フィールドに移動します。
- 上記の手順3を繰り返して日付と時刻を設定します。
2-9 UTCタイムゾーンの設定(協定世界時の設定)
正確なGPSデータを取得するために協定世界時の設定をします。
- 録画中に設定ボタン を押します。
-
/ を操作してUTCを選択し、OKを押します。
-
/ を操作して値を調節し、OKを押します。
*日本では“+9:00”と設定します。
注記
フロントカメラで設定した日時やUTCタイムゾーンはリアカメラにも同期されます。
3. 録画
3-1 録画時の画面表示
1. 録画状態 2. 録画時間(1ファイル当たり) 3. 解像度/フレームレート 4. ペアリング 5. GPS状態 6. ボイスレコード状態 7. バッテリー状態 8. 日付/時刻 |
車のエンジンをかけると、DriveProは自動的に起動して録画を開始します。
デフォルトでは1分毎に録画ファイルを保存します。録画の長さは設定で変更できます。
エンジンを停止すると、DriveProは自動的に録画中のデータを保存して電源オフとなります。
3-2 緊急録画
メモリ容量の30%が緊急録画ファイルの保存用に確保されています。緊急録画モードで記録されたファイルは上書きされないように保護されます。
手動録画
録画中にフロントカメラ左側面部の緊急録画ボタンを押すと、手動で緊急録画モードに切り換えることができます。緊急録画を開始すると下図のように画面にメッセージが表示され、リアカメラも緊急録画を開始し、LEDランプが高速オレンジ点滅します。
Gセンサー録画
録画中に DriveProが衝撃を感知すると自動的に緊急録画モードに切り換わります。
- Gセンサーの感度をHigh (高)に設定すると、わずかな衝撃も感知して緊急録画モード状態になります。
- Gセンサーの感度をLow (低)に設定すると、大きな衝撃のみ感知して緊急録画モード状態になります。
設定でGセンサーの感度調節や有効/無効設定を行います。
注記
ループ録画機能はデフォルトでは有効に設定されています。緊急録画ファイルの保存領域に空きがなくなると、新しい緊急録画ファイルは最も古い緊急録画ファイルを上書きして保存されます。
3-3 パーキングモード録画
車のエンジンをオフにした後、DriveProが自動的にパーキングモードに切り替わり、動きや衝撃を感知した場合に録画を行います。パーキングモードはデフォルトでは無効になっているため、設定で有効にする必要があります。
注記
パーキングモードを有効にしている場合、エンジンをオフにした後にDriveProの内蔵バッテリーを消費します。
パーキングモード中、液晶画面はオフとなり、LEDランプは赤点灯(スタンバイ状態)します。動きや衝撃を感知すると、DriveProは約15秒間録画を行います。録画中は画面がオンとなり、LEDランプは赤点滅します。15秒後に動きや衝撃を感知しなければ、画面はオフとなります。車のエンジンをオンにすると、通常の録画モードに切り替わります。
付属のカーアダプタは、車のエンジンをオフすると電源供給を行いません。パーキングモードを長時間使用する必要がある場合は、外部電源を使用してください。パーキングモードは録画中に電源ボタン を長押しすることにより手動で切り替えることができます。DriveProの電源をオフする場合は、再度電源ボタン を長押しします。
バッテリー残量少
Low Battery (バッテリー残量少)のメッセージが表示されたら、システムの時間設定エラーが発生しないように、すぐにDriveProのバッテリー充電を行ってください。また、充電せずに内部バッテリーのみで動作させないでください。
注記
DriveProは十分に充電をしてから使用してください。
4. ファイルの閲覧と再生/表示
4-1 再生/表示
- 録画中にファイル閲覧ボタン を押します。
-
/ を操作してファイルの種類(Normal / Emergency / Snapshot)を選択し、OKを押します。
-
/ を操作してファイルを選び、OKを押します。
-
を押すと再生が一時停止し、再度 を押すと再生を再開します。
- を押すとファイルの一覧に戻ります。
4-2 削除
- 録画ファイルの再生中に を押すと、Delete?というメッセージが表示されます。
- / を操作してYesを選び、OKを押してファイルを削除します。
4-3 保護
- 録画ファイルの再生中に を押すと、Lock?というメッセージが表示されます。
- / を操作してYesを選び、OKを押してファイルを保護します。
注記
- フロントカメラのファイルの閲覧、再生、削除、保護機能は、フロントカメラで記録されたファイルにのみ利用できます。
- リアカメラで記録されたファイルにはDriveProアプリを使用してファイルの閲覧、再生、削除、保護を行ってください。
5. 設定
設定では録画解像度、録画時間、Gセンサー感度を調節できます。また、日時設定、表示言語の変更、microSDカードのフォーマット、ファームウェアの更新も設定から実行できます。項目によっては変更がリアカメラにも同期されます。リアカメラの設定を変更する場合はDriveProアプリを使用してください。
- 録画中に設定ボタン を押します。
-
/ を操作して設定を行う項目を選び、OKを押します。
-
/ を操作して設定値を選び、OKを押して設定します。
- を押すと設定メニューに戻ります。
5-1 メニュー項目( * リアカメラにも同期される設定)
カメラ | ||
---|---|---|
アイコン | 項目 | 機能 / オプション |
解像度 | 解像度の設定 | |
1440P 60fps / 1440P HDR (デフォルト) / 1080P 60fps / 1080P HDR / 720P 60fps / 720P HDR | ||
画面の明るさ | 明るさの調節 | |
+2.0 / +1.5 / +1.0 / +0.5 / 0.0 (デフォルト) / -0.5 / -1.0 / -1.5 / -2.0 | ||
ボイスレコード | 録画中のマイクのオン/オフ | |
無効 / 有効(デフォルト) | ||
録画の長さ | 録画ファイルの録画時間を設定 | |
1分(デフォルト) / 3分 / 5分 | ||
ビデオスタンプ | 録画中のファイルに現在時刻やGPS情報の表示設定 | |
無効 / 有効(デフォルト) | ||
ループ録画 | microSD カードの空き容量が無くなると古いファイルを削除して新しいファイルを保存 | |
無効 / 有効(デフォルト) | ||
LED信号機設定 | 信号の点滅を軽減するための適度な周波数を設定 | |
50Hz (デフォルト) / 60Hz 東日本は50Hz、西日本は60Hzに設定します。 |
||
タイムラプス動画 | タイムラプス動画の時間間隔を設定 この設定は手動でのみ有効にすることができ、通常録画モードから切り替わります。 |
|
無効(デフォルト) / 1秒/ショット / 2秒/ショット / 4秒/ショット | ||
運転支援 | ||
アイコン | 項目 | 機能 / オプション |
車線逸脱防止 | 車線逸脱防止支援システムによるアラームを設定(Wi-Fi機能と排他利用です。) | |
無効(デフォルト) / 60 km/h ~ 150 km/h (40 mph~95 mph) | ||
前方衝突警報 | 走行速度が設定値を超えたときの前方衝突警報システムによるアラームを設定(Wi-Fi機能と排他利用です。) | |
無効(デフォルト) / 60 kmh ~ 150 kmh (40 mph~95 mph) | ||
速度警報 | 走行速度が設定値を超えたときのアラームを設定 | |
無効(デフォルト) / 60 kmh ~ 150 kmh (40 mph ~ 95 mph) | ||
速度単位 | 速度の単位を設定 | |
km/h (デフォルト) / mph | ||
運転支援 ディスプレイ |
走行速度やアラートを表示 | |
無効(デフォルト) / 有効 | ||
ヘッドライト・ リマインダー |
DriveProが低光量を感知した場合に表示するメッセージの設定 | |
無効(デフォルト) / 有効 | ||
長時間運転 アラート |
運転者に休憩を促すメッセージを表示させる時間を設定 | |
無効(デフォルト) / 1時間 / 2時間 / 3時間 / 4時間 | ||
パーキングモード | エンジンを停止後も動作感知による録画継続を設定 (このモードはDriveProのバッテリーを消耗します。) |
|
有効 / 無効(デフォルト) |
システム | ||
---|---|---|
アイコン | 項目 | 機能 / オプション |
音量 | スピーカーの音量調節 | |
0~7 (0: 消音モード) | ||
Gセンサー | Gセンサーの感度を調節 | |
無効 / 低(デフォルト) / 中 / 高 | ||
電源オフ | 電源をオフにするタイミングを設定 | |
無効 / 10秒(デフォルト) / 30秒 | ||
本体画面の消灯 |
録画開始後に画面表示を自動消灯する時間を設定
注記: 速度警報、車線逸脱防止、前方衝突警報、ヘッドライト・リマインダー、長時間運転アラート、ヘッドアップリマインダーが有効になっている場合、この設定は無効になります。 |
|
無効(デフォルト) / 1分後 / 3分後 | ||
GPSステータス* | 受信中GPS衛星数とGPS信号の強さを表示 | |
Wi-Fi | Wi-Fiのオン/オフを設定 | |
オフ / オン(デフォルト) | ||
日付/時刻* | 日時やタイムゾーンを設定 | |
言語 | 表示言語を設定 | |
English / 繁體中文 / 简体中文 / 日本語 / Deutsch / Español / Français / Italiano / Русский / Português / Ελληνικά / Türkçe / 한국어 / ไทย / Polski | ||
カード フォーマット |
microSDカードのフォーマット
注意: フォーマットを行うと、保存されているデータは全て消去されます。 |
|
キャンセル(デフォルト) / 確認 | ||
ファームウェア 更新 |
ファームウェアを最新バージョンに更新 トランセンドのウェブサイト |
|
キャンセル(デフォルト) / 確認 | ||
設定の初期化 | 全ての設定を製品出荷時と同じ状態にリセット | |
キャンセル(デフォルト) / 確認 | ||
画面の位置 | 録画画面の位置を調整 | |
情報 | DriveProのファームウェアバージョン、カード容量、Wi-Fi SSID、パスワード、モデル名を表示 |
5-2 ファームウェアの更新
-
トランセンドのウェブサイトからフロントカメラ(DP250)とリアカメラ(DP10)の最新ファームウェアをダウンロードし、解凍したファイルを各microSDカードのルートディレクトリに保存します。
-
最新バージョンのファームウェアを保存したmicroSDカードをDriveProのカードスロットに挿入します。
- DriveProを外部電源に接続して電源をオンにすると、自動的にファームウェアのデータが検出され、更新を開始します。更新中はLEDランプが赤点滅し、完了するとDriveProは再起動します。
注記
ファームウェアの更新には約1-2分かかります。更新中はDriveProの電源をオフしないようにしてください。更新が完了すると、DriveProは自動的に再起動します。
注意
- ファームウェアのアップデート中は電源供給を妨げたり、microSDカードを取り外したりしないでください。
- ファームウェアのアップデートに失敗してDriveProが起動しなくなった場合はトランセンドの販売代理店またはカスタマーサポートまでお問い合わせください。
6. DriveProアプリの使い方
iOS (iPhone/iPad)/Android機器からDriveProにアクセスして録画中の映像をライブビューで見たり、DriveProの機能を管理したり、録画ファイルをダウンロードして再生することが可能です。
6-1 アプリのダウンロードとインストール
- App StoreまたはGoogle Playで「DrivePro」を検索します。
- DriveProアプリをダウンロードし、インストールします。
インストールが完了すると、iOS/Android機器のホーム画面にアプリのアイコンが表示されます。アプリを使用するにはDriveProのワイヤレスネットワークに接続する必要があります。
6-2 DriveProへの接続
1. 以下のいずれかの方法でiOS/Android機器をDriveProに接続します。
- 方法1: フロントカメラに表示されたWi-Fi QRコードをスキャン
- 電源オンされているフロントカメラの電源ボタン を押します。
- 画面に表示されたQRコードをiOS/Android機器でスキャンします。
注記
この機能は、フロントカメラのファームウェアのバージョン3.2以降に対応しています。
- 方法2: Wi-Fi信号の選択
- iOS/Android機器の設定メニューを開き、Wi-Fi設定を選択します。
- フロントカメラのWi-Fiネットワーク(DP250_XXXXXX)を選択して、パスワードを入力します。
(デフォルトパスワード: 12345678)
注記
フロントカメラとリアカメラはWi-Fi経由で同期しているため、パスワードを変更しないようにしてください。
2. iOS/Android機器のホーム画面に戻り、DriveProアプリのアイコンをタップするとアプリが起動します。
3. iOS/Android機器がDriveProにアクセスしている場合、画面表示は下図のようになります。
4. 詳細の操作手順はDrivePro FAQを参照ください。
6-3 iOS/Android機器での映像確認
- Browserボタン をタップします。
- フロントカメラ(DP250)で撮影された映像が保存されているフォルダが開きます。
-
リアカメラ(DP10)で撮影された映像を確認する場合は、画面上部の矢印 ▾ をタップして切り替えます。
-
撮影された映像をiOS/Android機器にダウンロードする場合は、 を、削除する場合は、 をタップします。
注記
アプリのBrowserボタン やSettingボタン がタップされると、録画を中断し、フロントカメラのLEDランプは青点灯します。ブラウズや設定メニューを終了すると、自動的に録画を再開します。
録画中の映像を確認する場合は、Live Viewボタン をタップします。
6-4 アプリの設定
カメラ、運転支援、システム等の設定が変更できます。
画面右上にあるメニューボタン をタップし、Settingボタン をタップします。
画面上部の矢印 ▾ をタップしてフロントカメラ(DP250)とリアカメラ(DP10)を切り替えます。
7. DrivePro Toolboxソフトウェア
DrivePro ToolboxはWindowsとmacOS用のソフトウェアで、コーデックのインストール不要でDriveProで記録した録画ファイルを再生でき、走行経路が確認できます。
システム要件:
- 使用可能なUSBポートが搭載されているデスクトップかノートPC
- Microsoft Windows 10以降
- macOS 10.12以降
- インストールファイルをダウンロードします。
- DrivePro ToolboxソフトウェアをPCにインストールします。
DrivePro Toolbox | |
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ソート |
動画ファイルを名前や録画日付、グループで並べ替え |
再生 |
DriveProまたは動画を記録したmicroSDカードを取り付けたカードリーダーやアダプタをPCに接続するだけで動画を再生 |
編集 |
選択した動画をトリムし、新しいクリップとして保存したり、再生中にスナップショット撮影が可能 |
走行経路 |
再生中に走行経路を地図に表示
注記: GPS受信機を備えたDrivePro (DrivePro 550, DrivePro 520, DrivePro 250, DrivePro 230, DrivePro 220)のみに対応しています。 |
ナンバープレート 検出 |
映像内のナンバープレートを自動認識し、ビデオクリップを抽出
注記: Windows 64ビット版のみに対応しています。 |
エクスポート |
フロントカメラとリアカメラで録画した動画を同時に再生したり、再生用に結合してエクスポートが可能
注記: デュアルカメラモデルのDrivePro (DP550/DP520)のみに対応しています。 |
注記
DrivePro Toolboxを使用してこれらの機能を利用すると、フロントカメラとリアカメラの記録映像は同期されます。
8. PCへのファイル転送
microSDカードをDriveProから取り出し、カードリーダーを使用してファイルをPCに転送します。
9. トラブルシューティング
もし故障が生じた場合は、修理に出す前にまず下記の項目をチェックしてください。下記の項目を試しても改善されなかった場合は、販売店、サービスセンターまたは現地のトランセンドオフィスまでお問い合わせください。ウェブサイトでもFAQとサポート情報を公開しております。ハードウェアに関する事はDriveProユーザーマニュアルを参照ください。
- DriveProをボタン操作できません(DriveProがクラッシュした/DriveProの起動が遅い)
- DriveProからカーアダプタを外し、再度接続してください。
- DriveProがmicroSDカードの録画ファイルを読み出せません
- 編集等した動画はDriveProで再生できない場合があります。
- 緊急録画ボタンを押しても何も起こりません
- 緊急録画ができるのはDriveProが録画中のときだけです。
10. 安全のための使用上の注意
ガイドラインに沿った正しい使用をすることによって、より使用者の安全確保とDrivePro自体の損傷を避けることができますので、安全のための使用ガイドライン順守はとても重要です。
- 通常の使用
- 車両にのみ使用してください。
- 走行中、運転者はDriveProやDrivePro Appの操作や画面の注視をしないでください。このような行為は道路交通法第71条への違反となり処罰の対象となります。運転者が操作する場合は必ず安全な場所に停車してから操作してください。
- 走行中に緊急録画ボタンを押すなどの操作をしないでください。
- DriveProは連続で映像を記録しますが、全ての状況において映像の記録を保証するものではありません。
- DriveProは事故の証拠として効力を保証するものではありません。
- DriveProの故障や本製品使用によって生じた損害、および記録された映像やデータの消失、損傷、破損による損害について弊社は一切責任を負いません。
- DriveProによって録画した映像は使用方法によっては被写体のプライバシーなどの権利を侵害する場合がありますが、弊社は一切の責任を負いません。
- DriveProの動作を確かめるための急ブレーキなど、危険な運転は絶対にしないでください。
- 録画条件により、録画のコマ数が変わる場合があります。
- LED式信号機は点滅して撮影される場合や色の識別ができない場合があります。その場合、前後の映像や周辺の車両状況から判断してください。それにより発生した損害について弊社は一切の責任を負いません。
- DriveProを非常に高温または低温な環境下で使用しないでください。また、直射日光が当たる場所、暖房機器の近く、湿度やほこりの多いところに保管しないようにしてください。
- 水や他の液体がDriveProにかからないようにしてください。
- 気温の低いところから高いところへ移動すると、本体内に結露が生じることがあります。故障や発熱の原因となりますので、そのまま使用し続けないでください。
- カメラのレンズが汚れている場合は柔らかい布で軽く拭いてください。
- 塗装面を傷めるため、ベンジンやシンナー等の揮発性の薬品を使用して拭かないでください。
- 落としたり、強い衝撃を与えないでください。
- DriveProは精密機械ですので、静電気や電気的ノイズ等によりデータ破損/消失が発生することがあります。その場合は作動しません。
- 万一、破損した場合は、すぐに使用を中止してください。
- 感電や故障の原因となりますので本体及び同梱品を分解等しないでください。
- 強い磁場や振動がある場所でDriveProを使用しないでください。
- 別のカーアダプタを使用した場合、動作の保証ができませんので必ず付属の専用カーアダプタを使用してください。
- 車によってはエンジンを止めた後もシガーソケットから電源供給を行うことがあります。その場合はバッテリーの消耗を抑え、予期せぬ問題を防ぐために、エンジン停止後またはアイドリング状態時にシガーソケットからカーアダプタを外すなどしてください。
- 事故発生時は録画データが上書きされないようにmicroSDカードを保管してください。
- 液晶パネルの表示部を強く押したり、先の尖ったもので扱わないでください。
- サングラス等を通して液晶パネルを見ると偏光特性により表示が見えなくなることがあります。
- 周囲の温度が高くなると液晶パネルの表示部が黒くなる場合がありますが、ディプレイの特性であり、故障ではありません。
- 液晶パネルは精密度の高い技術で製造されており、99.99%以上の有効画素数がありますが、0.01%の画素欠けや常時点灯する画素があることをご了承ください。
- microSDカードの挿抜時は本体に電源供給がされていないことを確認してください。
- microSDカードは必ずDriveProでフォーマットしてください。
- ワイドアングルレンズを使用しているため、映像にゆがみや影が生じることがあります。これはレンズの特性によるもので故障ではありません。
- GPSシステムはDriveProの動作や正確性に影響を与える場合があります。GPS情報は実際とは異なる場合があり、トランセンドはGPSデータの正確性を保証しません。走行中の判断の参照にはしないでください。
- GPS信号はビルやメタルコートフィルム遮断されることがあります。GPSデータの精度は天候や利用場所などにより変化します。(例: 高層ビル、トンネル、地下、森の中など)
- 取付け位置
- DriveProはドライバの視界を遮ったり、エアーバッグの作動を妨害しない位置に取り付けてください。また、脱落/落下による怪我や事故等を防ぐためにしっかりと取り付け、カーアダプタも確実に接続してください。
- 悪天候時にも鮮明な映像が撮影できるように、DriveProはフロントガラスのワイパー可動域に取り付けてください。
- 接触不良による火災を防ぐためにシガーソケットやカーアダプタの汚れはよく拭いてください。
- コードを傷つけないよう、無理に曲げたりしないでください。また、カーアダプタを抜くときはコードを引っ張らないようにしてください。
- テレビアンテナの近くで使用すると受信感度の低下、ちらつき、ノイズの原因となる可能性があります。
- 注意: 着色フィルムにダメージを与える恐れがありますので、着色ガラスの窓やフィルムが貼られている窓にDriveProを取り付けないでください。
- データのバックアップ
- トランセンドはデータの損失や損傷には一切の責任を負いません。
定期的にPCやストレージメディアにDrivePro のバックアップをとることをお勧めします。 - microSDカードは消耗品ですので、定期的に新品への交換をお勧めします。長時間使用による不良セクタの発生等が原因で正常に記録できなかったり、カードエラーで使用できなることがあります。
- microSDカードの消耗に起因する故障等について弊社は一切の責任を負いません。
- カードリーダーは使用するmicroSDカードに対応したものを使用してください。
- トランセンドはデータの損失や損傷には一切の責任を負いません。
11. 仕様
DrivePro 620 | ||
---|---|---|
フロントカメラ(DP250) | リアカメラ(DP10) | |
サイズ | 70.2 mm x 63.1 mm x 34.5 mm | 58.3 mm x 36 mm x 28.6 mm |
重量 | 78 g | 40 g |
接続インターフェース | USB 2.0 | |
対応メモリカード | ウェブサイトの製品仕様を参照 | |
Wi-Fiプロトコル | 802.11n | |
パネル | 2.4インチのカラー液晶 | N/A |
レンズ | F/2.0, 140° (対角) | |
動画フォーマット | MP4 (H.264: 最大2560×1440P 60fps) |
MP4 (H.264: 最大2560×1440P 30fps) |
解像度 / フレームレート |
1440P 60fps / 1440P HDR / 1080P 60fps / 1080P HDR / 720P 60fps / 720P HDR |
1440P 30fps / 1080P 60fps / 1080P 30fps / 720P 30fps |
動作環境温度 | -20°C ~ 65°C | -20°C ~ 60°C |
電源供給 (カーアダプタ) |
入力: DC 12V ~ 24V 出力: DC 5V / 2.4A |
|
衛星システム | GPS / GLONASS | N/A |
認証 | CE / UKCA / FCC / BSMI / NCC / MIC / KC / EAC / RCM | |
保証期間 | 2年 | |
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付属のmicroSDカード以外では、トランセンドの高耐久microSDカードシリーズまたはMLC搭載メモリカードの使用をお勧めしています。 |
12. EU Compliance Statement
Transcend Information hereby declares that all CE marked Transcend products incorporating radio equipment functionality are in compliance with Directive 2014/53/EU.
The full text of the EU declaration of conformity is available at the following internet address:
https://www.transcend-info.com/eu_compliance
Dashcam / Body Camera series | ||
Frequency: 2400 MHz to 2483.5 MHz |
Maximum transmit power: < 100 mW |
13. リサイクルと環境への配慮
製品のリサイクル(WEEE)とバッテリーの廃棄についてはウェブサイトを参照ください。
https://jp.transcend-info.com/about/green
14. Federal Communications Commission (FCC) Statement
This device complies with Part 15 FCC Rules. Operation is subject to the following two conditions: (1) This device may not cause harmful interference. (2) This device must accept any interference received including interference that may cause undesired operation.
This Equipment has been tested and found to comply with the limits for a Class B digital device, pursuant to Part 15 of the FCC rules. These limits are designed to provide reasonable protection against harmful interference in a residential installation. This equipment generates, uses and can radiate radio frequency energy and, if not installed and used in accordance with the instructions, may cause harmful interference to radio communications. However, there is no guarantee that interference will not occur in a particular installation. If this equipment does cause harmful interference to radio or television reception, which can be determined by turning the equipment off and on, the user is encouraged to try to correct the interference by one or more of the following measures:
- Reorient or relocate the receiving antenna.
- Increase the separation between the equipment and receiver.
- Connect the equipment into an outlet on a circuit different from that to which the receiver is connected.
- Consult the dealer or an experienced radio/TV technician for help.
RF Exposure Information (SAR)
This equipment complies with the FCC portable RF exposure limit set forth for an uncontrolled environment. The exposure standard for wireless devices employing a unit of measurement is known as the Specific Absorption Rate, or SAR. The SAR limit set by the FCC is 1.6W/kg.
This equipment could be installed and operated with minimum distance 0cm between the radiator & your body.
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Any changes or modifications not expressly approved by the party responsible for compliance could void the authority to operate equipment.
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This device and its antenna must not be co-located or operating in conjunction with any other antenna or transmitter.
Transcend Information Inc (USA)
1645 North Brian Street, Orange, CA 92867, U.S.A
TEL: +1-714-921-2000
15. 保証規定
本製品の保証期間は製品パッケージで確認できます。詳細はウェブサイトを参照ください。
https://jp.transcend-info.com/warranty
16. オープンソースソフトウェアの開示
詳細はウェブサイトを参照ください。
https://jp.transcend-info.com/Legal/?no=10
17. ソフトウェア利用許諾契約(EULA)
詳細はウェブサイトを参照ください。
https://jp.transcend-info.com/legal/gpl-disclosure-eula